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【コラム】近視時代を生きる子どもたち

「近視」は、世界的に見ても非常に問題視されています。

デバイスの普及やコロナ渦での在宅ワークなどが助長していることもいえますね。

ドイツの研究では、 「アジア人:20歳以上で、90%以上の人が近視を発症」していると報告されており、

我々、日本に住むモノとして無視できない状況です。

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近視の研究は、なんと! 約100年前から進められています。

当時は、

●近業[デスクワーク]
●中業[印刷など工場勤務]
●遠業[農業や漁業など]

に分類されており、

近業に就くモノが非常に優位に近視を発症するといわれていました。

しかし、近年では、就く職業に関係なく近視が増加しているのです。

その要因のひとつに「成長期の過ごし方(習慣)が関係しているのでは?」と着目されています。

成長期の過ごし方については、メディシンク様過去記事にも掲載しておりますのでご参照下さい。
「ちゃんと見るための7つの習慣Part.1〜3」
「ちゃんと見るための7つの習慣Part.4〜7」

 

親御さんはまず、子どもさんが近視なのか否か、気にされるポイントかと思います。

そこでまず、現実を知っていただきたいのは学校視力検査の現状です!

学校では年に1度、視力検査が行われているのは皆さまご存知かと思います。

しかし、その視力検査はどの程度正確に測れているのでしょうか?

 

学校訪問の際、視力検査の担当経験のある先生に質問をしてみました。

私 :視力検査をする際の基準はご存知ですか?
先生:いいえ、基準とはどういうことでしょうか?

何故その先生は視力検査の「基準」というフレーズにピンとこなかったのでしょうか?

その理由に挙げられますのが、「見えるまで行う」という検査が実態となっているからだと推測されます。

年齢にも寄りますが、子どもの眼はとても大きな調節力を持っており、

この「見えるまで検査を行う」という行為を実施した場合、

視力【D】判定の子どもが【A】判定へと変わってしまうことは何ら不思議なことではありません。

先日、近視の現状を報告するテレビ番組があり、

様々なご質問やお問合せを頂きましたので取り上げてみたいと思います。

放送内で学校の視力検査を受けている子どものシーンがありました。

その子どもは一生懸命に見ようと眼を細め、顎を前に突き出し、考えながらおそるおそる回答していました。

眼は細める事でピンホール現象を発生させることが可能となりますので、
一時的に視力数値は向上します。
その子どもは眼を細めることで一時的に指標であるランドルト環
(視力検査時のCのマーク)の向きを答えることが出来ましたが、
常に眼を細めて生活しているわけではありませんよね。

果たしてそのように測った視力数値を正しい判定として、

学習生活に支障無と太鼓判を押して良いのでしょうか。

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本来であれば、「視力を評価し学習に影響を及ぼさないのか」といったことを調べる検査になります。

早い段階で発見出来れば、進行を抑制させる機会が多くある「子ども近視」。

評価側の知識の乏しさ(評価指導不足)から偽られた結果が生み出され、

その結果に安心した親御さんの気づきのキッカケの芽を摘むいでしまう連鎖が

生まれているように思えてなりません。

いよいよ近視の進行がひどくなり発見された時点で駆け込んでくる親子は少なくないのが現状です。

近視予防の取組方法も取れず、近視増加に加担している仕組みとなってしまっているのです。

「わたしでも検査をして良いのですか?」と言われたお客さまの言葉が印象的です。

目が悪くなくてもどなた様でも検査はして良いのです。
むしろ定期的な視機能検査をお薦めしております。
歯医者に定期検査に行くように、
眼科や眼鏡店での定期検査が当たり前になる習慣を定着していけたらと思っております。

 

次回は、日本と海外の視機能検査の違いについて掲載予定です。お楽しみに。